自動車保険の等級制度と等級の引継ぎ

 

自動車保険の中で各社の任意保険契約には、等級制度というものがあります。自動車保険のこの等級制度は、この等級により割増引きがあります。

 

通常自動車保険に新規加入する場合、等級は6等級から始まります。1年間で無事故であれば、1等級上がって7等級になります。逆に1度保険を使うと3等級下がります。

 

ですので計算上は新規で加入してから14年無事故ならば最高等級の20等級になります。20等級になると、基準の保険料よりも60%安くなります。

 

  割増引率(+:割増、−:割引) 割増引率(+:割増、−:割引)
  無事故 事故有
20等級 -63% -44%
19等級 -55% -42%
18等級 -54% -40%
17等級 -53% -38%
16等級 -52% -36%
15等級 -51% -33%
14等級 -50% -31%
13等級 -49% -29%
12等級 -48% -27%
11等級 -47% -25%
10等級 -45% -23%
9等級 -43% -22%
8等級 -40% -21%
7(F)等級 -30% -20%
6(F)等級 -19% -19%
5等級 -13% -13%
4等級 -2% -2%
3等級 12% 12%
2等級 28% 28%
1等級 64% 64%
  無事故 事故有
  割増引率(+:割増、−:割引) 割増引率(+:割増、−:割引)

※新規加入の場合は6等級から始まります。

 

他の保険会社への等級引継ぎ

 

なおこの等級は保険会社を変更しても引き継がれます。ただし一度解約してしまい、8日以内にどこかの保険に引継ぎしないと消滅してしまいます。解約時には中断証明という等級を中断してとっておける制度を利用しましょう。

 

また逆に6等級以下【5.4.3.2.1等級】の場合、デメリット契約と呼ばれて事故の確率が多い危険なドライバーと判断されます。このデメリット契約だけは13か月しないとデータが消滅しません。

 

加入してすぐに事故を起こした方などは、注意しないと【引き受けてくれる保険会社が無い】という事もありますので、注意しましょう。

 

自動車保険を子供にあげる?

 

またこの自動車保険の等級制度は同居の親族間での引継ぎが可能です。たとえば子供が免許をとり、自動車購入に併せて子供名義に変更する方がいます。子供が新規で保険に加入した場合、普通車で6等級の年齢制限無しだと、保険料は年間で20万円はするでしょう。車両保険を付帯したら年間40万円になるケースもあります。

 

方法としては親の契約【20等級等の等級の進んだもの】を子供に名義変更して、親が6等級等の新規で加入、35歳以上補償にすれば保険料は安く済みますこちらの等級引継ぎや名義変更などには条件があります。

 

家族かんでの自動車保険の等級引継ぎの条件は、配偶者、同居の親族などです。配偶者の同居の親族なども当てはまると思いますが、各保険会社で微妙な見解もあるかと思います。とにかく【同居している】親族等が条件ですので、別居の予定などがある方は、早めの手続きを行いましょう。

 

 

保険を使うと最大で20万円アップ

 

2013年10月より変わった等級の新制度では事故をして保険を使用した人と使用しなかった人の割引率は同じ等級だったとしても割引率が違います。たとえば20等級の人が事故をしたとします。通常の事故での保険使用は3等級下がりますので、翌年は【17等級・事故有り】になります。
いっぽう16等級の人が事故をしなかったら翌年は【17等級・事故無し】です。いままでは同じ17等級ですので同じ保険料でした。ところが2013年の保険の制度改定で同じ等級でも【事故有り・事故無し】で保険料はまったく変わってきます。

 

保険を使うと等級が下がります

 

以前の制度では【等級プロテクト】という特約も存在していました。これは文字通り、『事故を起こしても等級が下がらない』プロテクトがついており、保険を使っても等級が下がりません。

 

この制度が保険の収益を悪化させていたのも1つの要因です。事故の多い人の中には『ぶつけても保険で直せばいい!』という方もいて、2〜3年ペースで車両保険を請求している人もいました。20等級だと年間5万円程度の保険料の時もあり、車両保険で数十万円の保険金を請求されたら赤字になるのはあたり前です。

 

以上のような事あり、こちらの特約も2013年10月の改正時にどの保険会社からも等級プロテクト制度は廃止されました。

 

このように年々保険の仕組みは複雑になってきています。正直言って保険を売る側も制度を理解するのに苦労します。ですので一般の方がご自分の事故によって等級や事故有り等級などを理解するのは苦労すると思います。

 

 

自動車保険の保険料でお悩みの方は、自動車保険の一括見積もり等で比べた方が早いですし、理解もしやすいでしょう。また一括見積もりを取ることで、万が一の間違い等があったとしても一社だけでは無いので間違いに気が付くと言うメリットもあります。ぜひこういった見積もり制度を利用してお得な保険会社を探しましょう。

 

 

 

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